意味
うれしさ、つらさ、悲しさなどとセットになった記憶を、情動記憶と呼びます。無意識が判断するときに照合されやすい、非常に強い体験記憶です。
強い感情を伴う出来事の記憶であり、日々の習慣、態度、信念を決めるものとして扱われます。
過去と今
以前に失敗して強く恥ずかしい思いをした場面があると、似た場面で身体が先に固くなることがあります。ただし、似ていることと、同じことが再び起きることは別です。
いまの反応は、目の前の事実だけから来ているでしょうか?
過去の記憶、いま身体に起きている反応、目の前の条件を分けて見ると、次に選べる行動も見つけやすくなります。
原因の見方
強い反応があるからといって、特定の情動記憶が原因だと外から決めることはできません。指導する側が意味を与えることもしません。
思い出すことで反応が強まるなら、そこで止めます。呼吸、姿勢、距離、周囲の安全を確かめ、先に扱える強度へ下げます。医療上の支援が要る状態を、記憶の説明だけで済ませません。
未来の材料
過去の記憶は、怖さを再現する材料だけではありません。実際に感じた好ましい感情や安全な日常の感覚を、未来の場面を描く材料にする方法もあります。
そのときも、実際に起きた記憶と、新しく組み立てた像を分けます。記憶の鮮明さを、能力や達成の判定にはしません。
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