意味
養生は、体の仕組みに配慮して、日々の暮らしの中で体をいたわることです。一見すると素晴らしい健康習慣でも、体の仕組みから見直すと、負担になっていることがあります。
毎日熱いお湯に肩まで浸かる。心臓を鍛えるために、ハードな有酸素運動をする。こうした日常の健康法が、実は心臓にとって大きな負担になっているかもしれません。
湯船と足湯
お湯に全身で浸かる全身浴には、浮力や温熱の効果がある一方で、胸元に強い水圧がかかり、血管の急な拡張と収縮を起こします。疲れた心臓には、大きな物理的な負担になります。そのため、高齢の方の全身浴は、二日に一回で十分ではないかと見ます。
全身浴をしない日には、足湯があります。足元を温める足湯は、胸元に圧をかけずに末梢の血管を広げ、体の中の熱を巡らせる、という見方から、心臓に無駄な負担をかけない、理にかなった養生法と考えます。
小さな習慣
適度な運動の目安は、少し胸がドキドキして、少し汗をかく程度です。一日に一回で十分です。種目や形式より、自分がやりたいことを楽しんでやることが大事で、散歩でも、掃除でも、好きなダンスでも構いません。
水分補給、一日一回の好きな運動、二日に一回の全身浴と合間の足湯、みぞおちや胸元への手当て。どれも、今この瞬間から始められる、小さな体へのいたわりです。
今夜のお風呂を、足湯に変えてみませんか?
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