ホーム / 用語 / 発達性トラウマ障害

発達性トラウマ障害

児童期の慢性的なトラウマを捉えるために提案された診断名

意味

発達性トラウマ障害は、児童期に長く繰り返された対人的トラウマの影響を、一つのまとまりとして捉えるために提案された診断名です。感情や身体反応の調節、注意の集中、対人関係の困難を核として説明されます。

複雑性PTSDとの関係

長期反復する虐待が子どもの自己調整や関係へ及ぼす影響は、複雑性PTSDの議論の中で既に書かれていました。発達性トラウマ障害は、その議論を児童期に特化した診断名として組み直したものです。

子どもの困難を、行動だけの問題として見ていないでしょうか?

診断名としての位置

提案者らは2009年にこの診断名をDSM-5へ提案しましたが、採用されませんでした。したがって、確立したDSMの診断名として扱うことはできません。既存の複数の診断では捉えにくい経験をまとめて考えるための提案として読む必要があります。

ほかの用語

一覧はこちら