意味
刹那瞬は、世界は一瞬ごとに生まれては消えている、という見方を指す語です。時間を連続した流れとしてではなく、コマ切れの一瞬が並んだものとして見ます。「刹那」は、仏教で、時間のもっとも短い単位を指す語です。その刹那の瞬間ごとに、世界が生まれては消える、というのが刹那瞬の考え方です。会社では、この意味で使います。
コマ切れの時間
私たちは、この瞬間に生まれ、この瞬間に消える存在だ、と見ます。それがものすごく短い時間のうちに起きているので、気づかないだけです。映画のフィルムは、一コマ一コマが別の絵で、映写機を回すと連続して動いているように見えます。実際には、コマとコマはつながっていません。
物理学の言葉で言えば、プランク時間にあたる、と言われます。プランク時間は、10のマイナス44乗秒ほどの、物理で意味を持つ最小とされる時間です。
過去という固定
この見方では、過去という固定化された実体があるわけではありません。過去はどこにあるかと言えば、記憶の中にしかありません。現在という一瞬の光の中、まばたきの中に、すべてが立ち現れている、という見解になります。
記憶との重なり
脳科学が言う、記憶は思い出すたびに作り直されるという話と、重なる所があります。過去は、今この瞬間に組み立てられているものとして、現れます。
刹那的という言い方
日常では、刹那的は、その場の快楽を求める生き方を指すことがあります。刹那瞬の見方での刹那的な生き方は、その逆です。自分が消えても、自分の行いが、あとに続く関係の中に残していく流れ(縁起)は続きます。その縁起に意味を持たせて、一瞬一瞬を使うことを指します。
いま、この一瞬に立ち現れているものは、何でしょうか?
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