意味
人間が情報空間で情報を共有し、その空間に臨場感を持つことで、自分にとっての現実になります。そこで共有された約束事を、共同幻想と呼びます。
たとえば「社長」という肩書きは、文字や音だけではありません。会社の制度や人々の了解と結びつくと、意思決定や振る舞いを変える力を持ちます。
共有しない場所
同じ肩書きも、その約束を共有していない場所では同じようには働きません。社内で通じる役割が、地下鉄で隣に座った人にそのまま通じるとは限りません。
いま当然だと思っていることは、誰とのあいだで共有された約束でしょうか?
物理的な条件
五感の情報も脳が認識して作るという意味で、物理的現実世界も幻想だ、という説明があります。ただし、この説明から、物理法則や身体の条件が言葉だけで消えるとは言えません。
共同幻想という見方は、何が共有された情報によって成り立っているかを調べるために使います。何も実在しない、何をしても同じだ、という結論には使いません。
ほかの用語