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拡張された心

心を、脳の中だけに閉じない見方

意味

拡張された心とは、考える働きが脳や身体だけで完結せず、ノート、アプリ、身の回りの環境まで含む回路として成り立つ、という見方です。

記憶の弱いオットーがノートで美術館の住所を確かめる例があります。インガが記憶から住所を取り出すのと同じように、ノートが課題を行う回路の一部になっている、という主張です。

道具との違い

ただ道具が便利だ、という話ではありません。頭の中なら認知の一部と認める働きを、外のものが同じように担っているなら、その外のものも認知の一部として扱う、というのが「パリティの原理」です。

いつも使うメモや配置を変えたとき、考え方まで変わった経験はありますか?

環境への預け方

認知症の人が慣れた自宅の環境へ認知の一部を預けて暮らす例もあります。人と環境を切り分けず、どの組み合わせで働きが成り立っているかを見る視点です。

一方で、何でも心の一部になるわけではありません。いつも使えるか、信頼して参照しているか、課題の中で実際に働いているかを見分ける必要があります。

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