意味
揺らぎは、均一でそろった状態から、確率的にわずかに偏ることです。熱の運動によって起きる偏りを、熱的揺らぎと呼びます。
物理の話で使う揺らぎは、心拍のリズムに見られる揺らぎ(Rゆらぎ)や、言葉で現実感を揺らすことなどとは、別の意味の語です。
小さな揺らぎほど起きやすい
小さな揺らぎは、大きな揺らぎより、桁違いに起きやすくなります。これは、確率の絶対的な性質です。
トランプで言えば、1枚だけ正しい位置に戻る確率は高く、52枚すべてが揃う確率は、ほぼゼロに近くなります。
宇宙に当てはめる
宇宙に当てはめると、138億年の歴史を持つ秩序ある宇宙が丸ごと発生するのは、最大級の巨大な揺らぎです。銀河一つ、太陽系一つ、地球一つだけが整う揺らぎのほうが、はるかに起きやすくなります。
果てしない時間の中で、ごく稀に発生する揺らぎ、確率的な偏りによって、偶然、空間がきれいに片付いた。星や地球が存在するのは、そのためだと、現在は説明されています。
ボルツマン脳との関係
必要な揺らぎが小さければ小さいほど、起きやすくなります。観測者として、記憶を持った脳が一つあれば足りる、と考えると、もっとも小さな揺らぎで済みます。その脳が、ボルツマン脳です。
小さな偏りが積み重なって、大きな変化になった経験は、ありますか?
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