意味
人間原理は、観測する者、つまり生き物が存在していることを前提にして、宇宙のあり方を考える見方です。宇宙がこのような性質をしているのは、そうでなければ観測する者が存在できないから、という考え方になります。
片付いた場所
宇宙全体は、本来、熱い場所も冷たい場所もない、均一なぬるま湯のような状態にあるはずです。ぬるま湯のような状態とは、エントロピーが最大の状態です。
それなのに、星や地球が存在するのは、果てしない時間の中で、ごく稀に発生する揺らぎ、確率的な偏りによって、偶然、空間がきれいに片付いたから、と説明されます。私たちが、そういう珍しい場所にいるのは、生き物が、片付いた場所でしか存在できないからです。これが、人間原理的な視点です。
突き進めると
この説明をそのまま押し進めると、記憶を持った脳が一つ、揺らぎによって生まれるだけでも、観測者は成り立つ、という帰結に突き当たります。ボルツマン脳の考え方につながる所です。
観測する者がいる、という事実から、何が言えるでしょうか?
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