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過去仮説

宇宙は、ありえないほど整った状態から始まったという前提

意味

過去仮説は、宇宙が過去において、ありえないほど超整った状態から始まった、という前提です。記憶が本物であり、正しい歴史というものが存在するためには、この前提が必要になります。

記憶は本物だと先に決める

物理学者は、観測によって記憶が本物だと証明できたから、それを採用しているのではありません。私たちの記憶は本物だと最初に仮定しなければ、物理学という学問自体が成り立たないから、そう決めています。

極端に小さな確率

宇宙の初期状態が、それほど完璧に整った状態で偶然に発生する確率は、10の10の123乗分の1、というような数と計算されます。指数の中に指数が入る、超極小の確率です。

この分母の0の数は、観測できる宇宙に存在する全原子の数、およそ10の80乗個を、はるかに上回ります。

残された謎

なぜ宇宙が、そのような奇跡的な始まり方をできたのかは、いまも、物理学で最大の謎として残っています。

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