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整えても戻ってくるのは何故か

外から緩めたものは、戻る

2026.9.17

施術を受けた帰り道は身体が軽い。
肩が下りて、首もよく回る。
それが三日もすると元の重さに戻っている。

そんなことはありませんか?

戻ってきたのは身体がいつも通りに働いているからです。

身体には今の状態を保とうとする働きがあります。暑ければ汗をかいて体温を下げ、寒ければ震えて上げる。恒常性維持機能、ホメオスタシスと呼ばれる働きです。

この働きは良し悪しを選びません。肩が上がったまま何年も過ごしてきた身体にとっては上がった肩がいつもの状態で、整えて下りた肩は身体から見ればいつもの外へ出た肩です。だから戻そうとする力がかかります。


外から緩めたものは戻ります。

何故でしょう?

心地よく緩めてもらうだけでもその場は緩みます。それでも同じこわばりがまた出てくるのは、本人がそのこわばりを捨てるとまだ選んでいないからです。

捨てると選ぶ、と言うと大げさに聞こえます。

やることは地味です。

施術のあいだも任せきりにせず自分で息を吐いて緩め、緩んだあとの肩の位置と首の回り方をそのまま覚えておいて、家に帰ってからもふと思い出したときに同じ位置を確かめる。続けてみてください。


戻ろうとする力は無くなりません。

無くす必要もありません。この力は戻る先がどこに置かれているかで向きが変わり、戻る先がいつもの重い肩ならそちらへ引っ張りますし、戻る先が動けば今度はそちらへ引っ張る力になるからです。

整えても戻ってくるのは、身体が壊れているからでしょうか?
施術が足りないからでしょうか?

戻る先が、まだ動いていません。