同じ場所にいても、拾うものは違う
同じ場所に立ち、同じものを見ても、拾う情報は人によって違います。
脳は、入ってくる情報をすべて同じ強さで扱いません。
目標、記憶、感情、経験が重要性を決め、その判定に合うものが手前に出ます。
RASが重要なものを通す
RASとは網様体賦活系のことで、何を意識へ上げるかに関わる仕組みです。
周囲には膨大な情報がありますが、そのすべてが意識に上がるわけではありません。
何が見えるかは視力だけでは決まらず、自分が何を重要としているかにも左右されます。
スコトーマは、見えているのに拾わない領域
スコトーマとは、そこに情報があっても、重要ではないと判断されて意識に上がらない領域です。
意識に上がらなければ、その情報は行動を選ぶ材料にも入りません。
情報が欠けているのではなく、それを拾う重要性がまだ立っていない場合があります。
コンフォートゾーンが、今の現実を安定させる
コンフォートゾーンとは、そこから外れると戻ろうとする力が働く、自分に設定された範囲です。
快適な場所だけを指すのではありません。不快であっても、慣れた状態は「自分らしい範囲」として保たれます。
その範囲が、注意の向く先、出来事の解釈、選ぶ振る舞いにも影響します。
臨場感の強い側が、現実として選ばれる
臨場感とは、頭の中の情報を、現実のことのように感じる強さです。
人は情報量の多い側ではなく、臨場感の強い側に反応します。
今の現状は長く繰り返されている分、目標を達成している状態より強く感じられて当然です。
認識が変わると、行動の候補が増える
目標が変われば、自分にとっての重要性も変わります。
それまで意識に上がらなかった人、情報、方法が、行動の候補に入ります。
これは「できると思い込む」という話ではありません。選べるものが見える仕組みの話です。