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体のこわばりに、言われて気づく

自分では感じ取れない緊張がある

2026.10.1

「肩、ずいぶん上がっていますね」

そう言われて初めて自分の肩が上がっていたことに気づく。食い縛っていると言われて、口元を緩める。

自分の身体なのに、人に言われるまで分からない。そんなことはありませんか?

これも入ってきているはずなのに脳が認識していない形の一つです。スコトーマは盲点という意味の語で、目の盲点にも体の感覚の盲点にも使います。脳にはRAS(網様体賦活系)と呼ばれるフィルターがあり、重要なものだけを意識に上げているので、筋肉がずっと緊張していても本人の側では感じとして上がってこない。

「ここの筋肉、勝手に緊張していたんだ」と後から気づきます。


繰り返し注意を向けたところは育ち、向けなかったところは感じにくくなっていきます。使わないことも身体は覚えていく。

弱い力が抜けないまま何十分も続いていると、力を入れているという感じそのものが残りません。深いところで固めているほど、本人には力んでいる実感が無い。

感じ取れる量は人によって違い、その量で人を測ることはしません。


自分では焦点の向けようがない場所があります。そこがあること自体が分かっていないからです。

そこには人の側から入ります。触れる。今どう見えているかを言葉にして返す。それで初めて本人の焦点がそこへ向くので、人に言われて気づいたというのはまさにこの形です。

気づいたら鼻から吸って、口からフーッと吐く。吐きながら、言われた部位を感じに行ってみてください。

何も感じない。

そういう感じがあると気づけたら、もう焦点はそこへ向いています。